早朝の新宿駅にやってきました。
始発は横浜なのですけど、さすがに横浜まで行くのは厳しいので、新宿からでごめんなさい。
583系が新宿に! すっげぇ違和感。
ヘッドマークは「みちのく」なんですね。シールだけど。もう、こういう列車のシールヘッドマークも慣れたけど。
でもさ、なんで「みちのく」? 今回のコースのゆかりのヘッドマークってことなら、「はつかり」とかあるでしょうに。
そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
郡山駅には485系のあいづライナーがいました。
赤と青の兄弟。ヘッドマークはどちらも真っ赤。
新宿を出発して約26時間。青森駅到着です。
なにしろ途中でやたらと長時間停車をするので、遅いんですよね。
福島と仙台では約1時間、千円のお買い物券をもらって買い物しましたし。
これで583系の「つなげよう、日本。」はおしまいですが、583系のお仕事はまだまだ続きます。
3時間かけて寝台にトランスフォームするのです。
その変形を待っている間に、急行列車が入ってきました。はまなすです。
これに乗って北海道に行ってみたいなぁ、と思いつつお見送り。
変形を終えた583系が青森駅に入ってきます。今度の名前は「つなげよう、東北。」
寝台列車として、青森から酒田まで行くのです。名前が違うのはそういうわけ。ヘッドマークは「みちのく」のままですが。
関東と東北を走ったから「つなげよう、日本。」
東北だけを走るから「つなげよう、東北。」
わかりやすいですね。
中に入ってみましょう。
おお! 完全に寝台列車です。
昼間の座席が、一体何をどうやったらこんな変形をするのか、超時空要塞もびっくりのハイテク。
私のベッドは3段のうちの下段。
背もたれのカバーは座席のの時のまま。シートの下半分がズレてベッドになるんですね。
583系のスーパーテクノロジーを実感するには、下段が最適のようです。
ゴロンとシートと聞いていたのですが、ちゃんと枕と毛布がありました。これなら普通に寝られます。
おやすみなさいませ。
そうそう。大切なことを言い忘れていました。
なぜ、この列車のヘッドマークは「みちのく」なのか。
「みちのく」は東北全体をあらわす名前であると同時に、今は不通となっている常磐線を走った列車の名前。
「つなげよう」
その思いが、このヘッドマークにはこめられているそうです。