みたらし団子
マックスハート13話のポイントは、テーブルの上にこれ見よがしに置いてある「みたらし団子」です。
詳しく見てみましょう。小さな丸い団子5個が1本の串にささり、それが5本、その上に茶色いタレがかかっています。
タレのかかり方と、団子が5つという点から、これは「みたらし団子」(関西風)と思われます。
関西風のみたらし団子であれば、醤油と砂糖の甘辛い味のタレです。
お母さんの体調
なぎささんとお父さんが買出しに出かける前には熱があると言っていたお母さんですが、団子を平らげた後で、熱は下がったとなぎささんに言っています。
しかし、本当でしょうか? 細かく検証してみることにしましょう。
薬
なぎささんが帰って来た瞬間、お母さんは団子の5本目を食べ終わったところでした。ですから、まだ薬は飲んでいないでしょう。
時間帯
この時間は比較的熱が上がりやすい時間帯です。
お母さんの行動予想
買出しにはなぎささんたちが行ってくれても、料理の前にやっておくべきことはいくらでもあります。
お母さんが座っている椅子
椅子に座って休んでいたわけでないことは、なぎささんたちが出かける前に座っていたのと違う椅子に座っていたことでも明らかです。
こう考えると、実際に熱が下がっているはずはないのです。
みたらし団子と体調
アイスとかそういう清涼系の菓子ならともかく、風邪で熱がある時に、こってりした甘辛味のみたらし団子を5本も食べられますか?
結論
お母さんは、なぎささんに心配させないため、あえて団子を平らげてみせたのではないでしょうか。
でも、なぎささんは今はまだ、そんなことに気付かなくていいんです。気付いたら、お母さんの努力が無駄になりますから。でも、大人になって自分がお母さんになったら、わかる時が来るのでしょう。お母さんというのが、いかにスゴイ存在なのかを。
13話は、一週間早い、母の日の物語だったのではないでしょうか。