朝のプリキュアを見終わった後、今日はまず、朝日杯FSの馬券を買うためにWINSに向かいました。
WINSではJRAカレンダーが貰えたということで今日の運は使い果たしたわけですが、ともかくレースまでは時間があるので、とりあえず金山あたりで昼ごはんでもと思って尾頭橋駅からJRに乗りました。
しかし、何を考えたのか私は岐阜行きの列車に乗ってしまったのです。
岐阜といえば名古屋駅のずっと先。金山とは逆方向。
間違えてしまったものはしかたありません。尾頭橋の次の駅である名古屋駅で降りた私は、ふと、あおなみ線というのにまだ一度も乗っていなかったことを思い出しました。
ためしに1駅だけ乗ってみよう。そう考えた私は切符を買って、あおなみ線に乗り込みます。
1駅目はささしまライブ。ここに何かあるというわけではないのですが、1駅だけ乗れば目的は果たせます。
とりあえず駅から出てみました、そこは廃墟。そうです。ここは愛知万博サテライト会場の跡なのです。そこにひっそりと「ラ・バーモささしま」という建物が立っています。
ちょうどお昼なので、ここでお昼ご飯でも食べようと思い、私はその建物に入っていきました。
ラーメン屋さんで満腹になった私は、エスカレーターで2階に上がってみます。すると、そこはなんと、いわゆるシネコンではありませんか。昨日行ったシネコンと同じような感じです。
どんな映画をやってるんだろうと、とりあえずは上映プログラムを覗いてみました。
しかし、イチオシっぽいさらば宇……もとい、「男たちの大和」は来週からのようです。残念。
そうだ。せっかくここまで来たんだし、プリキュアの映画でも見ようか。
も、もちろん偶然ですよっ。
昨日見たばっかりの映画を、2日続けて見ようなんて、ぜったいぜったいぜったい思ってなかったんだからねっ！
しかしその時、あの方もまた、運命に導かれるようにしてここ、１０９シネマズ名古屋に向かっているのであった。
とまぁ、言い訳がましく書いてますが、実をいうとかなりの部分が事実です。
映画館に向かうつもりは、本当になかったんです。
でも、しょうがない。この映画は、もう一度見るべきだ。
そして、二度目。
今回は、前回よりもさらに徹底的に見ます。
どんなセリフも聞き逃さない。
どんなしぐさも見落とさない。
そうしてはじめて、この映画を見たことになる。
一度だけでこの映画をすべて理解することは難しいです。何度も見てもらうためにあえてそうしたのか、それともこの点がこの映画の弱点なのか、それは今の段階ではなんとも言えません。
実際、一度目に見た時は、マンガ版の方がよかったのに、と思われる箇所がいくつかありました。
そして、どうしても納得行かずに二度目を見て、ようやく気付いたのです。
目の動きがどれほどのことを語っているか。指の動きがどれほどのことを語っているか。
すべてを見つめていれば、細かい心の動きが痛いまでに伝わって来るのです。
まだ一度も見ていない方に申しあげます。
「とにかく何をおいてでも見に行きましょう」
一度見た方に申しあげます。
「もう一度。もう一度見に行きましょう！」
すでに二度見た方に申しあげます。
「次、いつ見に行きます？」
