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始まりがあれば終わりがあります。
わかっていたつもりでした。
でもプリキュアは、いったんアニメファンを卒業していた私が久々に復帰した作品であり、生まれてはじめて同人誌やブログで二次創作をやった作品でもあります。
当然のことながら、私にとって、そんな作品が終わったなんてことは、今まで一度もないわけです。
終わったら、私はどうなってしまうのでしょう？
思い返せば2004年2月1日、偶然の導きで無印第1話を見た日に、すべては始まっていました。
そしてそのおよそ2ヵ月後、あの第8話を見た後、私は立ち上がることを決意したのです。
あふれる涙をぬぐうよりも前に、この胸の中の熱いナニカを、力のかぎり表現してみよう、と。
そしてまず、プリキュアの絵を描きました。もちろんブラックとホワイトのセットで。長い間オリジナルばかり描いてきた私が、生まれてはじめて描いた二次創作絵です。
次にブログの開設準備にかかりました。当時はまだ、ブログって何？というレベルで、ブログについて勉強するところからはじめました。
3月末にはほぼブログ開設の準備が終わり、試験的に記事も書いてみました。そして4月1日、「ときどきどきどききゅあきゅあ」という長い名前のブログを公開したのです。その日の記事を飾るのはもちろん、最初に描いたプリキュアのふたりです。
ブログをはじめる時、私はひとつの重大な決意をしました。
何しろ絵はへたくそ、文章にいたってはまともな日本語も書けないと来てますから、プリキュアへのあふれる愛を表現するにはどちらも不足です。なのにブログをやる。
ならば、愛を表現する方法は、ひとつだけ。
何しろブログというのは本来日記のようなものです。ならばそれを、毎日書けばいいのです。ヘタレでいいからイラストをつけて、毎日1枚、絶対に欠かさない。もしどうしても描けない日は、後日さかのぼってでも1日1枚を守る。
もちろん、そんなムチャが長続きするはずはありません。2005年1月下旬の最終回の日まで、と期限を切ったのです。最終回まで毎日更新を続け、その直後、1月末で潔くブログも閉鎖。それが本来の予定でした。
しかし、マックスハートが始まることになって事情が変わりました。まさか2年目があるとは思っていなかったのですが、一度決めたことは漢として守らなくてはなりません。はたから見れば珍妙なことに見えるかもしれませんが、私にとってはそれだけがプリキュアへの愛の証なのですから。
そうして、2年目にはいっても1日1枚は続きました。
正直、本気でしんどかったです。仕事が厳しかったり体調が悪かったり実家に帰省してたり。それに、週に1枚とかのほうがもっとマシな絵を描けるかもしれないと思ったこともあります。
でも、それももう終わりです。
完走まであと7日。あと7日で、この長かったマラソンも終わらせることができます。
ですから、ちょっと早いですが、ここでご挨拶しておきます。
この2年間、「どききゅあ」と「どききゅあMH」を熱く、あるいは生暖かく、またはちょっと冷ややかに、見守ってくださった皆様に、心から感謝いたします。
そして最終回の日に、当初の予定通り「どききゅあMH」は潔く終了します。
本当にありがとうございました。
そして、翌日からは装いも新たに「どききゅあS☆S」を開始したいと……ちょっとなんですかお客さん、その冷たい視線は！
