どききゅあブログ

食べたものとか乗ったものとか、いろいろな日記です。

風っこループ4号


越後湯沢駅です。風っこです。びゅうコースター風っこです。
反対側はこんなんです。

こっち側は普通の気動車ですね。1号車らしいんですけど、誰も乗ってません。自由席みたいなものらしいですが。
 
風っこ。かわいらしい名前です。
しかし、この名前の恐ろしさを、この時の私はまだ知るよしもなかった。

窓にはガラスがありません。風吹き込みまくり。
これが、風っこの名前の由来なんだな。
のんきに構える私は、その恐ろしさをわかっていなかった。
トンネルに入る直前、上着を羽織る人たちを見て「?」な私。
そしてトンネルへ。

びゅおー、と吹き込んでくる風は、冬! ここは冬! マジ寒いんですけど!
上着なんて持ってきてないよ!

なんだか頭の上の電球は切れてるみたいだし、響き渡るディーゼルの轟音、吹き荒ぶ湿った寒風、ガラスに遮られていない漆黒の闇! 怖いよー!
 
ふー。
土合駅で降りてホッと一息。

下りと違って、上りは普通の地上駅です。下りはあの有名なモグラ駅。
停車時間は20分近くあるのですけど、下りホームまで降りて戻ってくるのは無理なんですって。どんだけ遠いんだよ。
でも、とりあえず階段ぐらい覗いてこよう。

…誰ですか。こういう駅の構造を考えたのは。
ちなみに、手前の地面に書かれている数字は、階段の段数です。なんだかなー。
 
この「風っこ」って、下りは「風っこもぐら」、上りは「風っこループ」というように名前が違います。
上越線の下りと上りの経路の違い、新清水トンネル清水トンネルの違いでもあるんですね。
地下深くの土合駅下りホームを通るのはもぐら、ぐるぐる回るのがループ。
とうわけで、ループです。

ループな線路を使って、あんな下の方にまでぐるぐる回りながら降りていくわけです。
上の写真の左上の方が湯桧曽駅。
そしてループを降りきったところで、逆に湯桧曽駅から上を見上げてみます。

スペクタクルですねー。
 
で、終点は水上駅。高崎まで出なきゃ新幹線に乗れません。
時刻表を見ると、次の高崎行きの列車はしばらく無いみたい。
でも、風っこの向かい側に、青い客車が止まってるじゃないですか。臨時列車かな?
聞いてみましょ。
「あれに乗りたいんですけど、指定席ってあります?」
「ありますよ」
「ください」
というわけで無事乗れました。快速だからきっと速い。
先頭にこんな機関車がついてましたけど、大丈夫でしょう。