どききゅあブログ

食べたものとか乗ったものとか、いろいろな日記です。

シャイニー作戦第一号

九条ひかりは息を切らしながらも必死に走っていた。
自分がもうすぐ入学するベローネ学院。その上空に突然あらわれたふたつの物体。ひとつは美しい光を放ち、ひとつはその光を吸収してしまうかのような暗黒。多くの人々が逃げ惑う中、ひかりだけは、学院の中に向かって走っていた。何かに引き寄せられるように。
ひかりが校門の中に走り込んだ次の瞬間、ベローネ学院は激しい衝撃音とともに、まぶしい光に包まれる。
光が弱くなっていくと、ほとんど原型をとどめていない校舎と、そのそばの地面に倒れているひかりの姿が見えた。そしてその横に立つ、光に包まれた何者か。
「わたしは大変なことをしてしまいました。ジャアクキングを倒すことだけを考えていて、この少女を巻き添えに……」
それは、光の園のクイーン。もうひとつの暗黒の物体はジャアクキングだったのだ。
クイーンは戦いの巻き添えになった少女に、自分の命を与えようと考えた。この勇敢な少女なら、自分とともにジャアクキングと戦ってくれるだろう。
クイーンの命を与えられてよみがえったひかりに、クイーンはバトンを授ける。
「困った時には、これを使いなさい」
クイーンの生命を受け継いだ九条ひかりは、ドツクゾーンの魔人があらわれるとバトンの力でシャイニー・ルミナスに変身して戦うのだ。

……だからネタですってば。